二上山

二上山葛城市
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二上山の概要/見どころ

奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる山である。金剛山地の北部、金剛生駒紀泉国定公園の一部にある。雄岳と雌岳の二つのピークが特徴的な山で、奈良盆地のどこからでも眺めることができる。

二上山周辺は、旧石器時代から人々が住み着いた場所だった。二上山北麓遺跡群は、旧石器時代から弥生時代にいかけての遺跡群である。旧石器時代、二上山の周辺は讃岐石の産地であったことがわかっている。讃岐石は石器の原料として用いられ、遠方の集落との交易の材料となっていたことが各地の発掘調査などから分かる。

二上山は周囲を見下ろす用地のため、室町時代には二上山城が築かれていた。天文十年(1541)、木沢長政が城の改修をおこなった。その遺構が現在まで残されている。

山頂には城の本丸だけではなく葛木二上神社がある。祭神は豊布都霊(トヨフツノミタマ)など。豊布都霊は建御雷神と同一視される神。古代の歴史書『日本三大実録』にも登場する古社だ。

山頂にはもう一つ、悲運の皇子として知られる大津皇子の墓がある。大津皇子は天武天皇の皇子で、幼いころから器量抜群で武芸に秀で、人望が厚かったとされる人物。草壁皇子とともに有力な皇位継承候補だったが、天武天皇の死後、謀反をたくらんだとしてとらえられ自害に追い込まれた。

二上山の営業時間

特になし

二上山の料金

特になし

二上山のアクセス

公共交通機関(電車/バス)

近鉄南大阪線「上ノ太子駅」「二上山駅」「二上神社口駅」「当麻寺駅」のいずれかから、ハイキングコースを利用

二上山の体験レポートはこちら

 

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