Repl-AIを使って、いま流行りのチャットボットを作ってみました。
今回は、私が管理している”奈良”を紹介するFacebookページの問い合わせで、
観光案内を自動で行ってくれるようにしましょう。
チャットボットってなに?
そもそもチャットボットってなにかというと、
簡単にいうと、人間の代わりに機械が会話をしてくれるプログラムのことです。
「チャット」と「ボット」をかけわせた言葉(英語では「chatbot」)で、
だいぶ精度も上がってきた上に、実装も簡単になってきたので、いろいろな企業で注目されています。
特に、問い合わせ対応の分野で、
「人間にやらせる必要ない、機械にやらせとけ。あいつらなら24時間365日いつでも対応してくれるしな。」ってわけで、どんどんと導入されています。
アスクルが運営しているLOHACOが、チャットボットの「マナミさん」を導入したことで、問い合わせ対応の人件費を大きく削減した話が有名です。
(全問い合わせの3分の1が対応可能となったようです。)
最近では、FacebookやLINEが、
チャットボットの「チャットボットプラットフォーム」を公開したことで、さらに注目を浴びています。
- Facebook:Messengerプラットフォーム
- Line:Messaging API
Repl-AIとは
Reple-AIとは、インターメディアプラニング(IPI)とNTTドコモが共同開発したボットAPI作成プラットフォームです。
一切プログラミングをすることなくチャットボットを作成でき、動作確認もプラットフォーム上で実施可能です。
対話ボックスをつなぐだけなので、本当に簡単です。
こんな簡単にチャットボットが作れるなんて、すごい時代になったものです。
横浜市のごみの分別案内にも使用され、有名になりました。
作ってみよう
Repl-AIを使うためには、docomo Developer supportアカウントを取得する必要があります。登録しておきましょう。
とりあえず遊んでみるだけであれば、
プランも無料のものでまったく問題ないです。
まずは、プロジェクト作ります。
プロジェクト名は「NaraDeWa」とでもしておきましょう。
続いて、ボットとシナリオを作りましょう。
下の画像の赤枠の「NaraGuide」がボット、青枠の「Hello」と「talk」がシナリオです。
それぞれ「新規作成/インポート」ボタンで、サクッと作ってあげましょう。
では、シナリオをクリックして、ボットを作り込んでいきましょう。
今回は「Hello」のシナリオを修正していきます。
完成イメージがこんな感じです。
複雑に見えるかもしれませんが、
ボックスとボックスをつないで直感的に作り込めるので、めっちゃ簡単です。
ユーザーの回答に応じて、適した奈良の観光地をオススメします。
左側に並んでいるボックスをドラッグで持ってきて、
それらをつないでいきます。
対話ボックスでシステム・ユーザーのそれぞれの対話を制御します。
また、連携ボットBOXを使用すれば、
プラットフォーム側で用意してくれてるボットを組み込めるので、
雑談への応答等は、そちらに任せてしまうのも手だと思います。
最初にシナリオを作る際には、テンプレートが表示されるので、
そちらも参考にどんどん修正してみてください。
連携してみよう
では、作ったシナリオをFacebookページに連携してみましょう。
Repl-AIでは、接続も簡単にできるようになっています。
まずは、先程のシナリオを左下の「シナリオを保存して公開」としましょう。
また、念のため、シナリオ一覧のページからシミュレータに飛べるので、そちらで動作も確認しておきましょう。
いよいよ連携です。
「Facebook連携」をクリックし、ポップアップ画面で連携するFacebookページとシナリオを選択します。
以上で、完了です。ね?簡単でしょ?
完成!
完璧ですね。
応答は1秒も経たずに返ってきます。
イレギュラーな対応も、
既存の雑談ボットに任せているので、それなりに対応してくれます。
以下のFacebookページに問い合わせをしてもらえれば、今回のボットが対応します。
チャットボット作成、けっこう楽しめるので、
ぜひ1度作成してみてください。
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