大台ケ原の概要/見どころ
奈良県吉野郡上北山村。日本百名山の一つで吉野熊野国立公園の一角をなす。年降水量が3500mmを越える世界屈指の多雨地帯。そこには日本を代表する原生林が広がる。
大台ケ原は東大台と西大台に大きく分けることができる。東大台は自由に入ることができるが、西大台への立ち入りは許可が必要。
東大台にある「日出ヶ岳」は大台ケ原の最高峰。長城の展望台からは360度遮るもののない大パノラマを見ることができる。運が良ければ、遠く富士山まで見えるとのこと。
大台ケ原の南東部にある正木ヶ原は立ち枯れたトウヒが作り出す幻想的な空間。立ち枯れの原因の一つは1959年の伊勢湾台風。台風で森林が破壊された結果、日光が地表まで届くようになって苔類が衰退。かわって増えたミヤコザサを餌とするニホンジカが増加した。シカがトウヒの幼木や樹皮を食べることによってトウヒの立枯れの一因となったとされる。
牛石ケ原でもトウヒの立ち枯れはみられるが、この一帯は大きな草原が印象深い。魔物を封じたと伝えられる牛石などもあり神秘的な場所だ。
最も人気のスポットが大蛇嵓(だいじゃぐら)800mの断崖絶壁から西大台と大峰山脈を展望できる。絶好のビューポイントだ。
ただし、雨が多い場所なので天候の急変には常に注意が必要。
大台ケ原の営業時間
特になし
大台ケ原の料金
無料
大台ケ原のアクセス
公共交通機関(電車/バス)
近鉄大和上市駅より大台ヶ原行き路線バス:111分
自家用車
西名阪自動車道 郡山IC:約87km
名阪国道 針IC:約91km
和歌山県新宮市:約122km
三重県尾鷲市:約115km
大台ケ原の体験レポートはこちら
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