當麻寺

當麻寺葛城市
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當麻寺の概要/見どころ

奈良県葛城市當麻。二上山の東麓、奈良盆地の西端にある寺院。

白鳳時代・天平時代の建築様式で建てられた大伽藍を有する古刹だ。創建は用明天皇の第三皇子にあたる當麻皇子(麻呂子親王)といわれる。聖徳太子の弟にあたる。創建時の本尊は金堂の弥勒仏。最盛期の平安時代初期には40もの僧房を有する大寺院となった。

當麻寺の名を一躍有名にしたのは、中将姫と「当麻曼荼羅」の伝承だ。奈良時代の中頃の天平十九年(747)、藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、生母の死後、継母に疎まれて命を狙われるにいたった。14歳の時、中将姫は雲雀山に難を逃れた。その後、都に戻ることができた姫は「称讃浄土経」の1000巻写経を成し遂げた。

ある時、夕陽の中に阿弥陀仏が浮かぶ様子と浄土の光景が見えたという。浄土の光景を探し求め、たどり着いたのが當麻寺だという。姫はそこで出家した。當麻寺に入った姫が五色の糸を使い、一夜で織り上げたといわれるのが「当麻曼荼羅」。浄土を描いた曼荼羅だ。

平安時代の初期、当時の住職が空海の教えを受けたことで、當麻寺は真言宗の寺になった。真言宗では曼荼羅はとても重要なものだ。

平安時代末期、寺に危機が訪れる。治承四年(1180)、平家による南都焼打ちで當麻寺も大被害を受けたのだ。復興するとき、新興の軸となったのが「当麻曼荼羅」だ。浄土の教えの隆盛もあって、當麻寺は浄土を描いた「当麻曼荼羅」の寺として復興を果たした。

當麻寺の営業時間

9:00~17:00

當麻寺の料金

中之坊

大人:500円
小学生:250円

伽藍三堂

大人:500円
小学生:250円

當麻寺のアクセス

公共交通機関(電車/バス)

近鉄南大阪線「当麻寺」駅:徒歩約15分

當麻寺の体験レポートはこちら

 

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