薬師寺の概要/見どころ
奈良県奈良市西ノ京町、唐招提寺の南にあるのが法相宗大本山の薬師寺だ。
南都七大寺の一つで天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気回復を祈願して建てた寺。698年、藤原京にほぼ完成したが、718年に平城京に移された。幾度となく火事や戦災で焼失するがそのたびに復興。法相宗は南都六宗の一つで唐に入った道昭が玄奘三蔵から教えを受け、玄昉によって広められた。
薬師寺の建物配置(伽藍配置)は薬師寺式といわれ独特なスタイル。中央に金堂や東塔・西塔があり、それを回廊でぐるっと囲む。その囲みの外側に講堂があるという形式だ。
南門をくぐると中門があらわれる。昭和に再建されたもので朱塗りが美しい。中門を抜けると正面に金堂。戦国時代の兵火に焼かれてから400年にわたって仮堂だったものが昭和に入って再建。金堂内には国宝の薬師三尊像が鎮座している。
金堂正面から視線を左右に移せば二つの塔。特に東塔は国宝。一見、六重の塔に見えるが実は三重の塔だ。これは、各階の真ん中あたりに裳階とよばれる小さな屋根があるため。
この塔を見た明治時代の美術史家フェノロサは「凍れる音楽」と絶賛したという。メリハリの利いた姿がフェノロサに音楽を連想させたという。東塔は残念ながら、解体修理中。2020年公開の見込みとのこと。
薬師寺の営業時間
8:30~17:00
※拝観受付16:30まで
薬師寺の料金(拝観料)
個人
玄奘三蔵院伽藍 公開時
大人:1,100円
中高生:700円
小学生:300円
玄奘三蔵院伽藍 非公開時
大人:800円
中高生:500円
小学生:200円
団体
玄奘三蔵院伽藍 公開時
大人:1,000円
中高生:630円
小学生:270円
玄奘三蔵院伽藍 非公開時
大人:720円
中高生:450円
小学生:180円
薬師寺のアクセス
公共交通機関(電車/バス)
近鉄西ノ京駅:すぐ
自家用車
西名阪自動車道 郡山IC
第二阪奈道路 宝来IC
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