興福寺の概要/見どころ
奈良県奈良市登大路町48番地に位置する。山号は無く、宗派は法相宗である。寺格は大本山で、本尊は薬師如来。創建されたのは天智天皇8年(669年)である。藤原鎌足夫人の鏡大王が夫の病気平癒を願い、鎌足発願の釈迦三尊像を本尊としている。当寺の起源は山科寺であるが壬申の乱で藤原京に移り、その後和銅3年(710年)の平城遷都に際し、鎌足の子不比等らは、平城京左京の現在地に移し「興福寺」と名付けた。よって710年が興福寺の創建年と言える。
興福寺は創建以来、度々の火災に見舞われてきた。知承4年(1180年)の平重衡による南都焼討による被害では東大寺と共に大半の伽藍が焼失した。また江戸時代の享保2年(1717年)の火災の時は、大規模な復興はなされなかった。慶応4年(1868年)に出された神仏分離令により、全国に起こった廃物政策の影響を受けて、一時は廃寺同然となっている。
現在は世界遺産に登録された。平城京での1300年を期に中金堂が再建中であり、南大門の再建も計画されている。中金堂は2018年の落慶を目指す。
興福寺では毎年4月17日には、一切の命が大切なものであることを儀式化した放生会が執り行われている。
興福寺の営業時間
9:00~17:00(入館は16:45まで)
年中無休
興福寺の料金
国宝館 拝観料
大人/大学生 | 中高生 | 小学生 | |
個人 | 700円 | 600円 | 300円 |
団体 | 600円 | 500円 | 200円 |
身障者 | 350円 | 300円 | 150円 |
※団体料金は30人以上
東金堂 拝観料
大人/大学生 | 中高生 | 小学生 | |
個人 | 300円 | 200円 | 100円 |
団体 | 250円 | 150円 | 90円 |
身障者 | 150円 | 100円 | 50円 |
※団体料金は30人以上
国宝館・東金堂連帯共通券(拝観料)
大人/大学生 | 中高生 | 小学生 | |
個人/ 団体 | 900円 | 700円 | 350円 |
※共通券の販売は16:00まで
興福寺のアクセス
公共交通機関(電車/バス)
近鉄奈良駅:徒歩5分
JR/近鉄奈良駅から市内循環バス「県庁前」下車:すぐ
自家用車
駐車場あり
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