奈良といえば鹿。鹿といえば奈良。
以前紹介した「鹿寄せ」では、成人ならぬ成シカした鹿がいっぱい見れました。
今回は、生まれたての赤ちゃん鹿がたくさん見れちゃうステキイベント「子鹿公開」をご紹介します。
「子鹿紹介」とは?
奈良公園には雌鹿が約700頭生息しています。
そして、毎年5月中旬から7月頃までが赤ちゃん鹿が誕生するシーズンです。
しかし、この時期のお母さん鹿はとても気が張っています。
母性本能が強く働いており、子鹿を守ろうと非常に攻撃的になっています。
子鹿に近づくだけで攻撃されることも…。
また、もし人が子鹿に触ってしまうと、お母さん鹿が乳をあげなくなってしまうこともあるそう。
そのような人と鹿とのトラブルを防止するため、毎年4月から赤ちゃん鹿がお母さん鹿と一緒に行動できるようになる7月中旬まで、妊娠しているお母さん鹿を「鹿苑」に保護しています。
このような背景で保護された可愛らしい子鹿たちを見ることのできるイベントが「子鹿公開」です。
保護された約200頭の母子鹿を「鹿苑」にて公開しています。
「鹿苑」とは、一般財団法人「奈良の鹿愛護会」が管理している施設で、普段は、怪我や病気で運ばれた鹿を治療・保護したり、人間との共生が難しいと判断された鹿を隔離する用途で使用されています。
会場案内
(一般財団法人奈良の鹿愛護会より引用)
会場はこのような形になっています。
母子鹿を見るスペースが大きく2つ設置されています。
入り口から入って1つ目のスペースでは上から、2つ目のスペースでは金網越しに同じ目線で見ることができます。
※ただし、後述しますが、2つ目のスペースでは子鹿は見れませんでした…。
入場 料金は300円
それでは実際に中に入った様子をご案内します。
料金300円を払って、会場内に入ってきます。
(この料金はもちろん鹿の保護のために使われます。)
高校生まで無料とは太っ腹ですね!
鹿の保護に使うとしても、もっとお金取ればいいのに…。
こういうところ奥ゆかしいというか商売っ気がないというか…。
子鹿の数も案内されています。
会場内だけでも約40頭。鹿苑内では100頭以上の子鹿がいます。
上から母子鹿 子鹿の仕草に癒される!
入ってすぐのスペースでは、母子鹿を上から見ることができます。
この日はめちゃくちゃ暑かったので、奥の日陰で大勢の鹿が休んでいます。
会場内で、奈良公園で定番の鹿せんべいではなく、「シカのおやつ」が100円で販売されており、母子鹿にあげることができます。
母鹿は母乳を子鹿をあげる必要があるため、栄養価の高いコーンや干し草等で作られた濃厚飼料が与えられるのです。
紙コップの中に「あたり」の紙が入っていたら、ステッカー等のステキな景品が貰えます。
ちなみに、エサをいくら投げても子鹿さんは食べてくれませんので、ご注意ください…!笑
では、キュートで癒やされる赤ちゃん鹿さんたちを紹介します。
パラソルの下でぐでーっとなる子鹿。
仕方ないよね、暑いもん。
お母さん鹿にじゃれつく子鹿。
お乳を飲んでいるのかな?
ふり返り子鹿。
きゃー!振り向いたー!!(錯乱)
お母さん鹿についていく子鹿。
こう見ると、やっぱりすごく小さいですね!
水飲み子鹿。
母乳だけでなく、自分で水も飲んでましたよ!
見てるだけで非常に癒やされます…キュン死。
同じ目線でどんぐりのエサやり 子どもは大喜び間違いなし
続いて、パネル展示コーナーを進んでいくと、次の母子鹿スペースにたどり着きます。
こちらでは、金網越しに鹿と同じ目線でたわむれることができます。
ドングリコーナーがあって、ここからドングリをとって、鹿にあげることができるんですよ。
※1人1杯までです!
こんな感じで、金網を挟んで鹿がいる感じです。
1歳の姪と行ったのですが、鹿へのどんぐりのエサやり体験に大喜びでした!
奈良公園で鹿せんべいをあげるより、金網越しで安全で気軽に楽しめますし、子どもにはオススメです♪
ただし、このコーナーでは、子鹿の姿は見ませんでした…。
おそらくさらに奥のスペースにいるものだと思われます。
場内には、悲しい掲示も…。
鹿苑は病院兼刑務所なのです。
畑のものを食べたばっかりに一生鹿苑に収容されるのは…、かわいそうって思っちゃいますね。
アクセス・公開期間・公開時間など
2018年度版情報
場所
春日大社境内「鹿苑」
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160-1
公開期間
2018年6月1日(金)~6月30日(土)
※毎年6月いっぱい開催しています。
公開時間
午前11時~午後2時
※ただし入場は午後1時30分まで
料金
一般 300円、高校生以下 無料、愛護会会員 無料(同伴者1名含む)
アクセス
JR・近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」下車徒歩約7分
(近鉄奈良駅から徒歩だと20分程度)
まとめ
生まれたての子鹿に会えるのはこの機会だけ。
子鹿に癒やされるもよし、親子でエサやりを楽しむのもよし、のステキイベントです。
自然との共生を考えるきっかけにもなるかも。
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