東大寺の概要/見どころ
奈良県奈良市雑司町、若草山のふもとに広大な敷地を持つのが東大寺だ。
奈良時代、聖武天皇が仏教による鎮護国家を願って天平13年(741)に国分寺・国分尼寺造立の詔を発布。東大寺はその一つとして建立され総国分寺とも称された。華厳宗の総本山であり、南都七大寺の一つに数えられる。
東大寺は何度も戦火に見舞われた寺院だ。平清盛と源頼朝の争いで知られる治承・寿永の乱(源平合戦)では平重衡の軍によって大仏殿をはじめとする多くの建物が焼失。戦いの後に源頼朝の全面協力を得て東大寺は再建された。戦国時代、三好・松永の乱によって法華堂などわずかな建物を除き大半が焼失。特に、本尊の盧舎那大仏は120年にわたって雨ざらしとなった。江戸時代に再建され現在の寺観が整えられた。
鎌倉時代に再建された国宝の東大寺南大門をくぐると正面に大仏殿。大仏が中にあるとわかっていても建物の大きさに圧倒される。そして、盧舎那大仏。とにかく荘厳の一言だ。
東大寺で最も古い建物法華堂(三月堂)。こちらも国宝。不空羂索観音を本尊として祀るためのお堂だ。天平時代の建築様式と鎌倉時代の様式が調和した美しい建物。旧暦3月に法華会が行われるようになったことから三月堂・法華堂と呼ばれるようになった。
東大寺の営業時間
4~10月 | 11~3月 | |
大仏殿・法華堂(三月堂) 戒壇堂 | 7:30~17:30 | 8:00~17:00 |
東大寺ミュージアム | 9:30~17:30 (最終入館17:00) | 9:30~17:00 (最終入館16:30) |
東大寺の料金
入堂・拝観料
中学生以上:600円
小学生:300円
東大寺のアクセス
公共交通機関(電車/バス)
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車:徒歩5分
近鉄奈良駅:徒歩約20分
自家用車
近隣に複数の駐車場あり
観光シーズンは非常に混み合うため、注意
(少し遠くに停め、歩いてのアクセスがオススメ)
東大寺の体験レポートはこちら
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