【卒論大公開!】奈良県橿原市における定住促進型観光政策の実現に向けて

奈良
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こんにちは。
ぼくは京都大学総合人間学部に在籍していた当時、佐野亘教授のゼミで公共政策を学んでいました。
いろいろな課題の解決にあたって、国とか地方自治体が何ができるかを考えます。
TPPってどうなんだろう?とか、移民って受け入れるべきなんだろうか?とか。

ぼくの卒業論文のテーマは、「奈良県橿原市における定住促進型観光政策の実現に向けて」。
地元の奈良県橿原市の観光政策について論じました。
実は、このときからの縁で、橿原市の100人の観光大使にも選んでいただきました。

今日はそんな卒業論文を大公開します。
パチパチパチ。
(今見返すと、内容に粗い部分が多々ありますが、ご容赦を…!)

内容概要

奈良県の観光の構造的な問題として、観光客は来るけど奈良にお金を落とさないという問題があります。
近隣の大阪・京都に宿泊し、奈良には日帰りでちょこっと寺社仏閣だけを見に来て帰る。
そんな旅行をみなさんも経験されたことがあるのではないでしょうか?

その問題に着目し、観光の意義を「直接お金を落としてもらうこと」ではなく、「定住につなげること」と捉え直してみてはどうか?
そのような問いかけを行っています。

橿原市の現状調査

直接お金を落としてもらう経済効果型の観光政策は、前述したとおり、奈良の地理的な要因もあり、現状うまくいっていません。

一方で、観光の1つの意義として、交流人口の確保(相互理解・にぎわい)があります。
なんとかして、その交流人口を維持・増加させつつ、観光政策に新たな目的を見出だせないか?
そのような発想のもとで、提示したのが定住促進型の観光政策です。

橿原市は、現状人口減少は踏みとどまっていますが、他の都道府県への転出を県内の他の市町村からの転入で補っている状態。
小さな都市から大都市へという流れの中間層に位置し、今後の人口減少が予想されます。
その解決に、観光を使おうと考えました。

橿原市に対するイメージ調査の中で、市内在住者は住環境に対し好意的な印象を持っている一方、市外/県外在住者には伝わっていませんでした。
このギャップを観光政策によって埋める。それを目的に置きました。

千葉県流山市の事例

千葉県流山市は、「まず一度市に来てもらい、市の魅力を知ってもらうこと」を目的に、マーケティングの手法を活用し、住民誘致を行いました。
実際にその施策は実を結び、人口増加率が上昇、子どものいるファミリー層が市外から流入し、定着しました。

橿原市における政策の提言

流山市の事例を参考に、「まず一度市に来てもらい、市の魅力を知ってもらうこと」を目的とした観光政策を提言しました。
内容は、大阪のあべの・天王寺エリアで働く、共働き子育て夫婦「DEWKS」をターゲットとした、「住みよい街」というコンセプトを打ち出したPR・イベント活動の実施です。

全文

以下に論文全文、および、発表用スライドも貼っておきます。
(指導教員のテーマとの関連とかないため、公開は問題ないはず!)

まとめ

今見返すと、いろいろ恥ずかしいですね…!
論拠も弱いですし、流山市の発展もTXの開通という要因も大きいですしね。

とはいえ、観光をいかに奈良の未来につなげるか?というテーマは今も考え続けています。
1回来て終わりではなく、継続的に関係性を持ってほしいですし、その関係性がさらなる奈良の未来につながるような仕組みを作っていきたいです。

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